令和7年5月31日(土)、島根県浜田市金城町の浜田市役所 山村開発センターみどりかいかんにて、石央商工会青年部主管のもと、石西ブロック商工会青年部研修大会が開催されました。
本研修大会は、地域商工業発展の担い手であり先駆者的実践者である商工会青年部員の資質向上を図り、青年部員相互の広域的交流により連帯感を深め、商工会青年部の社会的地位の向上に資することを目的として開催されます。
石西ブロックの4つの商工会、石央商工会、津和野商工会、吉賀町商工会、美濃商工会の各青年部が毎年持ち回りで開催されます。
本年は、石央商工会青年部の主管により開催され、毎年各青年部の特色が出る設えが見どころでもあります。
来賓に、浜田市長久保田 章市 様、島根県商工会青年部連合会 会長 三上 勝貴 様を迎え、石央商工会 副会長 植田 昌延 様より歓迎の挨拶をいただきました。
ブロック長の草野からは、地域の青年が活発に活動する事で地域が盛り上がる事、商工会の枠を越えた交流、連携で共に頑張る仲間がいることを力に事業を展開して頂きたいことをお話しさせていただきました。
研修会の基調講演では、有限会社 吉原木工所 代表取締役 吉原 敬司 様を講師に迎え、「継ぐ」をテーマにご講演を頂きました。吉原木工所様は、昭和33年の創業以来、家具や建具を中心に高品質な木製品を製作し、卓越した職人技と厳選された素材で、優れた製品を提供し続けています。平成14年に、現社長の吉原敬司様が北陸富山で日本伝統の「組子」技術を習得し、組子部門を設立しました。繊細で美しい組子細工は国内外で高く評価されています。平成25年には「リビング障子」でグッドデザイン賞を受賞され、その独創的な技術は注目を集めています。65年の歴史を持つ同社は伝統と革新を融合させ、作品を生み出し続けています。
吉原様も、商工会青年部の先輩で、ご自身の今の仕事に就くまでのエピソードや、事業継承して今に至るまでの葛藤や苦労、経営理念や社員との関り、会社運営等多岐にわたりお話しいただきました。自分たちの可能性もまだまだある事、そして信念を持って取り組むことの大切さを改めて感じさせていただきました。まだまだこの地域でも世界に勝負できるものはたくさんあるはず、商工会青年部としても今一度地域資源を見つめ直し、活動を展開していく事が大切であると思います。
研修会後は、懇親会で食事を囲みながら、会員同士しっかりと交流を図ることできました。こうした機会でつながった仲間で、何か新しいことやこれまでのを活かしたことが出来れば、この地域は益々面白くなると思いました。
本研修大会を準備いただきました松下純一部長をはじめとする石央商工会青年部の皆様、講師の吉原様、ご参加いただいた青年部員の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。