島根県商工会青年部連合会

【奥出雲町商工会青年部】“絆”感謝運動

“絆”を紡げ!スキルを活かせ!青年部!今できることを考えよう!


この言葉は、奥出雲町商工会青年部に脈々と受け継がれる、地域への温かい想いの証。

今回の運動のテーマは「公民館のお困りごと解決」。
地域の人々が集い、学び、交流する大切な拠点である公民館。
その周辺の緑豊かな環境を、もっと快適に、もっと美しくしたい。
そんな願いを込めて、青年部が立ち上がったのです。

奥出雲町内にある9つの公民館を訪ね、「お困りごと」を募集したところ、
布勢地区で長年奉仕活動をされている寿笑会の皆様からの声が特に心に響きました。
それは、布勢公民館周辺の環境美化活動を続けているものの、高齢化により法面などの急勾配での作業が困難になり、
しばらくツツジや斜面の手入れができていないため、ぜひ青年部の力を貸してほしいというものでした。

また、布勢公民館に隣接する布勢幼児園の園児の保護者の方々からも、
送迎時に通り道脇の草が伸びて見通しが悪くなるという「お困りごと」も伺いました。

これらのご意見を受け、青年部役員会で協議した結果、今回は布勢公民館で活動することに決定いたしました。

◇◇◇

 

 

そして、絆”感謝運動開催当日。

この日集まった奥出雲町商工会青年部員は14名。
彼らはそれぞれの事業で培った【専門スキル】と、地域を想う【温かい心】を携えて、この活動に参加します。

 

活動を行うにあたり、地域の方々にもお声掛けしたところ、
さらに、心強い仲間たちが加わってくれました。
布勢地区で長年奉仕作業を続けていらっしゃる寿笑会の皆様。
豊富な知恵と経験を持つ株式会社まるきょう様。

そして、未来の奥出雲町を担う小さな光、布勢幼児園の児童たちも、
引率の先生方と一緒に、元気いっぱいの笑顔を見せてくれました。


総勢およそ40名! 多世代の力が一つになる、まさに「絆」が形になる瞬間がそこにありました。

 

 

 

 

 

活動中、大人も子どもも分け隔てなく、自然と笑顔がこぼれます。
特に幼児園の小さな参加者たちは、熱心にゴミを拾ったり、草を抜いたり、
自分たちにできることを一生懸命に取り組んでいました。
彼らの健気な姿は、周りの大人たちにも温かい気持ちを運んでくれます。

◇◇◇

【草刈り】――緑の道をひらく!

公民館へと続く通用道路の両脇、特に普段は手が届きにくい急な斜面まで。
青年部員が操る草刈り機が軽快な音を立て、緑の葉を刈り取り、道はみるみるうちに整っていきます。

 

 

【つつじ剪定】――彩りを添える!

公民館や幼児園の前に伸びすぎたつつじは、青年部操るバリカンによって丁寧に形を整えられていきます。
つつじは本来の美しさを取り戻し、鮮やかな彩りで周囲を飾ります。

 

 

【側溝清掃】――水の道をきれいに!

側溝に溜まった泥や落ち葉…。
スコップや鍬を手にした青年部員たちは、黙々と泥を掻き出し、ねこ車で運び出します。
地道な作業ですが、これにより水はけが良くなり、より快適な環境へと変わっていきます。

◇◇◇

この「“絆”感謝運動」は、地域社会への貢献を果たす大切な活動であると同時に、
青年部員一人ひとりの成長を促し、組織としての連携を深める貴重な機会となりました。

この活動にご参加くださった寿笑会の皆様、布勢幼児園の児童と引率の先生方、そして株式会社まるきょう様、
また、当日の様子を取材してくださった、ジョーホー奥出雲様、島根日日新聞様、誠にありがとうございました

さらに、我々の活動にご理解とご協力をいただいた地域の全ての皆様に、心からの感謝を申し上げます。

奥出雲町商工会青年部は、これからも「地域に必要とされる組織」として、
様々な活動を通じて地域との「絆」を育み、未来へと繋いでいくことを誓います。