令和6年度、島根県商工会青年部研修大会が終了しました。
一言で言うなら「感動する素晴らしい大会でした!」の一言に尽きます。
それくらい素晴らしい大会であったと思います。
今年の県大会は隠岐ブロック西ノ島町商工会青年部主管で行われました。
隠岐は地図の左側の島を島前(どうぜん)、右側を島後(どうご)と島前には「西ノ島町商工会」「隠岐國商工会」があり、島後は「隠岐の島町商工会」の3つの商工会がありこのブロックが隠岐ブロックとなります。
同じ島根県内でもフェリーで松江の七類(しちるい)や境港から約2時間半~3時間かかります。
島前から島後の移動でもフェリーであれば1時間くらいかかり実は島根県内の人でも隠岐に行ったことがないという人は少なくないです。
ちなみにかつて鎌倉時代に島流しにあった後鳥羽上皇は海士町、討幕を企てて島流しにあった後醍醐天皇が流されたのがこの西ノ島町です。
そんな隠岐の西ノ島町での県大会でした。
西ノ島に渡るフェリーの中から参加する青年部員さんはもとより、ご来賓、親会の高橋会長や県女性連の青野会長など、皆さん一緒に移動しました。
この日は波浪警報も出ている波の高い日ということもありフェリーも良く揺れました。船酔い者も結構いたとか。
私はなんとか持ちこたえて無事に西ノ島町に付くことが出来ました。
ついてそのまま会場まで行き早速部長会を開催しました。
久しぶりの部長の皆さんと顔を合わせ、絆感謝運動のお礼や各報告事項などを行いました。
来年度に向けた要望や意見を交換させて頂きました。
そして休む間もなく県大会開会式。
安部副会長の立派な歓迎の挨拶と開会宣言。しびれました。
そして吉岡副会長の青年部宣言・誓いの言葉。素晴らしかったです。
そこから主張発表大会で今年は5名の審査での県大会となりました。※1名は現地参加出来ずオブザーバー参加として動画での主張発表となりました。
発表者の皆さんはどなたも素晴らしい発表で普段感じていることや商工会青年部に対する想いを語って頂きました。
もしかしたら発表を聞いて批判的な意見や想いを持たれた方もおられるかもしれませんが、この主張発表はそれぞれの想いを主張出来る場でもあります。
普段の活動の中で思っていることを発表し、それを聞く我々も色々な事を考え様々な時代の変化や状況の変化を捉えブラッシュアップしていく。
そうすることでより良い商工会青年部が作っていけると思います。ただ批判することは誰でもできます。ですが我々は仲間です。
仲間の想いをお互い聞いて、お互い認め合い、未来に向けて進んでいけたらと思っています。発表者の皆さんありがとうございました。
その後は「隠岐の歴史 ~焼火(たくひ)神社と隠岐の関わり~」と題して焼火神社 宮司の宮浦道仁氏にご講演頂きました。
隠岐の歴史や文化を知ることが出来、勉強になる講演となりました。ありがとうございました。
そして主張発表の結果が発表され最優秀賞に邑南町商工会青年部・椿大地さんが選ばれました。
優秀賞には飯南町商工会青年部・藤原巧也さん。
優良賞にはまつえ北商工会青年部・松蔭貴幸さんが選ばれました。
受賞された皆さん本当におめでとうございました。
また最優秀賞に選ばれました椿さんは是非全国大会を目指して頑張って頂ければと思います。
椿さんは青年部ラストイヤーということで先輩から後輩のへのエールを頂いたような発表でした。
島根県の代表ですが中国四国ブロックの青年部員さんにとってもヒントになるような発表になると思うので是非多くの方に椿さんの発表を聞いて頂きたいと思いました。
そして無事に県大会を終えることが出来ました!
なぞのポーズでの記念撮影。笑
そして大懇親会がスタートしました。
懇親会は海のすぐ横でのBBQ懇親会です。
こんな雰囲気での懇親会で新鮮な魚介や隠岐牛など素晴らしい設えをして頂きました。こんな形なので当然ご来賓の皆様もBBQです!
そしてなによりこれらの写真を見てお分かりでしょうか。
紫色のポロシャツを着ているのは西ノ島町商工会女性部の皆さんです。
西ノ島町商工会の崎津会長を筆頭に女性部堂前部長、青年部天草部長、事務局長、オール西ノ島で私たちの県大会を作って頂きました。
これには本当感激致しました。
心の底から湧き上がる喜びの感情をどう表現したら良いのか戸惑う程でした。
参加者の皆さんの「すごい」「楽しい」「良かった」「素晴らしい」「やばい」など、この言葉と表情を見るだけで本当に西ノ島の皆さんの苦労が報われているようで嬉しかったです。本当に素晴らしい大会を作って頂きました!
また中国四国ブロック大会を主幹する香川県青連・吉田会長と実行委員長の今井副会長にわざわざ隠岐の地までキャラバン隊として駆けつけてくださいました。お二人からは中国四国ブロック大会のPRと共に「我々の頂いたご縁を恩繋ぎしていく、地域の為に、未来に向けて想いを繋げていく!」そんな熱いメッセージを頂きました。是非島根県から多くの仲間で参加したいと思います。
そして最後は大団円を迎えることが出来ました。
関わって頂いた方・参加者、全員での記念撮影となりました!
そして次の日、午前中のフェリーでの見送りまで。最後の最後まで感動でした!
こうして我々それぞれの帰路についていきました。
もしかすると他県の商工会青年部からするとちょっと信じられないような県大会だったかもしれませんが、我々の今年の県大会はこれが事実です。笑
隠岐ブロック・西ノ島町商工会さんの力を見せつけられたような、そんな気持ちになりました。
私自身、参加される方全員が笑顔を持って帰って欲しい、という想いがあります。それは県大会に限らず、研修会や各種イベント、また役員会も含めて関わることすべてにおいて笑顔になって欲しいし、面白かった、楽しかったと笑顔で帰って欲しい。
そこからしか見えない、得られない事が確実にあるし、そんな中に「きっかけ」があると信じています。
商工会青年部活動で直接得られるビジネスチャンスなんて僅かですし、なんならマイナスの可能性もあります。
ですがこの活動でしか得られないものでとんでもなく大きな商売に繋がっている先輩や同期をたくさんみています。
またこの繋がりが人としての成長を促している状況も確実にあります。少なくとも私自身がそうです。
冒頭にも書きましたが隠岐の地はもしかしたらハードルが高い部分がありますが、こうやって多くの部員さんが参加して何かしらの感動を必ず持ち帰っていると思います。また隠岐の部員さんもそうだと思っています。この瞬間を共にした仲間だからこそ何か得るものがあったんじゃないかと思っています。
この地でしか得られないものだったのではないかと思います。
そんなものが得られるのが研修大会です。
今回参加出来なかった部員さんは是非とも香川での中国四国ブロック大会、そして全国大会の大阪に足を運んで頂けたらと思います。
また今回参加した皆さんは是非この県大会の事を単会の部員さんに伝えてほしいです。
感動した話、しょうもない話、誰かが脱いだ話、酔いつぶれた話。それが「きっかけ」になるかもしれません。
そんな話が島根県の商工会青年部の未来を創っていけると信じています。是非皆さん宜しくお願い致します。
最後になりますが、この県大会を作って頂いた西ノ島町商工会青年部の皆さん、隠岐の島町商工会青年部の皆さん、隠岐國商工会青年部の皆さん、本当にありがとうございました。
そして関わって頂いたすべての皆さんに感謝申し上げ、県大会の感想にしたいと思います。
みんなで島根の未来を創りましょう!!