9月26日、松江市のサンラポーむらくもにて「令和7年度 第2回島根県商工会青年部正副部長会」を開催しました。
例年、部長会は年2回。1回目は7月の「島根県商工会青年部研修大会」の当日に、2回目は翌年1月に行っていましたが、今回は少し趣向を変えて開催。各単会で6月10日の「商工会の日」にあわせて取り組んだ『絆感謝運動コンテスト表彰式』、そして今年3月に策定された『商工会ビジョン2025』の勉強会を兼ねた会となりました。
絆感謝運動コンテスト表彰式
昨年からコンテスト形式にリニューアルした「絆感謝運動」。各単会の取り組みを県青連役員で採点し、上位4単会を表彰しました。
どの単会も地域のために知恵をしぼり、工夫が光る活動ばかり。単会ごとのカラーがよく表れていたと思います。
最優秀賞 邑南町商工会青年部
優秀賞 銀の道商工会青年部
優良賞 奥出雲町商工会青年部
優良賞 雲南市商工会青年部
地域の皆さんに「やっぱり青年部がいて良かった」と思っていただけるような、存在感ある活動ばかりでした!
(各単会の詳しい内容は県青連HP活動報告にアップしてありますのでぜひご覧ください。)
商工会ビジョン2025 勉強会
続いては『商工会ビジョン2025』勉強会。
まず、県連の村川専務理事様より「商工会の現状と課題、青年部に期待すること」をテーマにご講演いただきました。
講演では、
- 商工会会員数・青年部員数が年々減少している現状
- 経営者の高齢化や後継者不足、廃業意向の高さといった厳しい課題
- しかし企業が元気になれば地域も元気になる、という視点
が示されました。
そのうえで課題解決のためには、
- 危機感を持って意識を変えること
- 仲間と協力して若い発想と行動力を発揮すること
- 青年部が地域活性化の原動力になること
が重要だと話されました。
特に印象的だったのは、吉田松陰先生の言葉、9/18に山口市で開催された中国・四国ブロック商工会青年部交流会のテーマ
「夢なき者に成功なし」。
この言葉は私自身、冒頭のあいさつでも紹介させていただいたフレーズでした。専務理事様から改めて示され、参加者全員でこの想いを共有できたことに、強いご縁と大きな意味を感じました。
夢や理想を描き、計画して実行してこそ未来が拓ける。そのプロセスを大事にしてほしいという専務理事様のメッセージは、青年部のこれからの活動の大きな指針になると感じています。
最後には「自分たちの未来は、自分たちの気持ちと行動で変えられる。イキイキ、楽しく、Team Shimaneで頑張ろう!」と力強いエールをいただきました。
グループディスカッション
続いて、県連の藤田課長様から「商工会ビジョン2025と青年部の今後の活動」についてお話をいただき、その後グループディスカッションを行いました。
ディスカッションでは、次のような問いかけがありました。
- 商工会組織を活性化するために、青年部が中心的に果たすべき役割は?
- 自己研鑽や人脈づくりを通じて、自社や自分の成長につながる活動とは?
- 次世代のリーダーを発掘・育成するためにできることは?
- 地域経済の活性化や地域課題の解決に、青年部としてどう関わっていけるか?
- また、役員・部員・事務局それぞれの役割は明確になっているか?
各グループには県青連役員も加わり、進行をサポートしました。おかげで議論がスムーズに進み、参加者からは多様な意見やアイデアが次々に出されました。現状や課題を出し合い、具体的な行動やアクションプランにまで踏み込んで議論が展開。予定時間を大きく超えるほど白熱し、立ち上がって意見を交わす場面も見られるなど、とても活発な時間になりました。
その後のグループ発表では、代表者が意見をまとめて発表し、それぞれの単会が抱える課題と今後の取り組みへの意気込みが共有されました。
懇親会
勉強会終了後は隣の会場に移動し、懇親会を開催。
グループディスカッションの続きを語り合ったり、久しぶりの再会に杯を重ねたりと、和やかで熱気あるひとときになりました。
普段はそれぞれの地域で活動している青年部ですが、こうして県青連の場で集まると、「自分たちにはこんなに多くの仲間がいるんだ」と改めて実感できます。
今回は正副部長・事務局の皆さんが対象でしたが、今後の県青連事業にも多くの部員さんにご参加いただけるよう、県青連が中心となってTeam Simaneとして取り組んでいきます!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!